婚活でうまくいかないアラサーの女性の行動パターン
婚活でうまくいかないアラサーの女性の行動パターンは似通っています。どういう行動なのでしょうか。結婚にあたり、次のような条件があるアラサーのAさんを例に説明します。
<Aさんの希望>
・安定した職種で年収500万円以上(自営不可)
・容姿がわるくない
・ふつう程度の会話力がある(ふつうに会話できる)
・親との同居は不可
というわけで、Aさんの行く末を見てみましょう。
※ちなみに、もしアナタもこのような条件を求めていて、婚活を一年以上続けているのなら、かなり危険です。このままだと結婚できないと思います。しっかりこのページを読むといいでしょう。
結婚相手に求める条件に優先順位をつけた
Aさんは、結婚アドバイザーの「結婚相手の条件に優先順位をつけましょう」というアドバイスに従って、次のようにしました。
<Aさんの希望>
第一希望:安定した職種で年収500万円以上(自営不可)
第二希望:親との同居は不可
第三希望:ふつう程度の会話力がある(ふつうに会話できる)
第四希望:容姿がわるくない
第五希望:背が低くない
そして、結婚相談所で男性と会いました。
その男性は「安定した職種で、年収600万円。次男」。
まさしくAさんの希望通りの男性だったのですが……。
実際に会ってみたところ、容姿は悪くなかったのですが、会話が続かず、あと背が低かったのです。
だから、Aさんは「惜しいけど、結婚は一生ものだから、納得して結婚したいよね」」と思い、お断りすることにしました。
それから、結婚相談所にて別の男性と会ってみることにしました。
今度は、第一希望から第三希望まで満たしていたのですが、容姿がわるくて、お断りすることにしました。
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結婚相手に求める条件を妥協
それからAさんは結婚相談所にて、何人もの男性と会いましたが、ピンとこず、悶々とした日々を過ごしていました。そんなある日、友達に合コンに誘われて、参加してみることにしましたが、合コンでも、やはりピンとくる男性との出会いはありませんでした。
「求める条件が厳しいのかな……」
そう思ったAさんは「妥協」しようと決意したのです。
<Aさんの妥協>
第一希望:安定した職種で年収500万円以上(自営不可)
第二希望:親との同居は不可
第三希望:ふつう程度の会話力がある(ふつうに会話できる)→ここは無口でもいいことにした
第四希望:容姿がわるくない→ここの許容範囲を広くした
第五希望:背が低くない→ここをある程度諦めることにした
そして、合コンの参加者で、次のような男性と出会いました。
「パッとしない容姿でずっと無口。でも、友達から「公務員で年収500万円で次男」と聞いていた
Aさんはこの男性を食事に誘うことにしたのですが、な、なんと!
男性から返事がありませんでした。
心が折れそうになったのですが、婚活して一歳が過ぎ、焦りもあったので、ふたたび合コンに参加しました。
合コンには五回に一回は「妥協した条件を満たす男性」がいて、いつも、その男性を食事に誘うのですが、やはり、うまくいきませんでした。
Aさんの心は疲弊していきました――。
ここまで読んで、ドキッとした女性も多いのではないでしょうか。
なぜなら、このAさんの行動こそ、多くのアラサーの婚活女子の行動と似ているためです(男性を食事に誘うかどうかはちがっても、それ以外の考えは似ているのではないでしょうか)。
しかし、なぜ、Aさんはうまくいかないのでしょうか。
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優先順位をつけた条件が断る理由になっている
Aさんは結婚相手の条件に「優先順位」をつけました。
本来は、優先順位をつけると、優先順位が低い条件は切り捨てなければなりませんが、優先順位をつけたばかりに、優先度が低い条件も目に入ってしまい、それが断る理由になってしまったのです。どういうことでしょうか。先ほどのAさんの例を考えてみましょう。
「この男性と結婚したい!」と思うような出会いは滅多になく、一生に数回あればいい方です。しかも、理想的な男性と出会って「結婚したい」と思ったとしても、結婚は相手あってのものなので、結婚できるわけではありません。理想を追い求めるといつまで経っても結婚できないので、妥協する必要があります。
そこで、優先順位をつけます。
そうすると、何が大切か見極めることができるようになるはずなのですが――。
理想的な男性とは滅多に出会うことができないので、結婚相談所で紹介された男性と会っても「ピンとこない」のがふつうです。優先順位をつけていると、その男性と結婚すべきだとは頭ではわかりますが、やはり本能が「結婚したくない」といいます。
しかし、断るべき合理的な理由がありません。そこで、本来は優先順位が低くて切り捨てるはずの「ふつう程度の会話力がある(ふつうに会話できる)」「背が低くない」が目について、断る理由になってしまうのです。
皮肉な話ですが、優先順位をつけたばかりに、何が大切なのか見極められなくなっているのです。
妥協が実は妥協ではない
婚活している多くのアラサー女子が結婚できない理由に、「妥協が実は妥協ではない」ことがあります。どういうことでしょうか。先ほどのAさんの事例で考えてみましょう。
婚活では多くの女性が妥協を強いられます。だから、Aさんも妥協したのですが、Aさんが妥協して選んだ男性には、実は、他の妥協した女性からの誘いが殺到していたのです。
どういうことなのでしょうか。
多くの女性が求める条件は似通っています。
たとえば、以下です。
<多くの女性が求める条件>
・安定した職種で年収500万円以上(自営不可)
・親との同居は不可
・ふつう程度の会話力がある(ふつうに会話できる)
・容姿がわるくない
・背が低くない
この条件を総合すると、職種はよくても、合コンではパッとしない目立たない男性です。だから、本来、この男性は誰からも声をかけられないのですが、Aさん同様、他の女性たちも「妥協」した結果、この男性を選んでいるのです。だから、実は、この男性に誘いが殺到しているのです。
たとえばこの世に独身女性が10人しかいなければ、この中でもっとも男性ウケのいい女性がこの男性と結婚します。
こうして、あなたは、売れ残るのです。
そこで、さらに妥協したとしましょう。
<さらに妥協した条件>
・安定した職種で年収500万円以上(自営不可)→年収450万円でもOKとした
・親との同居は不可
・ふつう程度の会話力がある(ふつうに会話できる)
・容姿がわるくない→許容範囲を広げた
・背が低くない→許容範囲を広げた
残りの9人の女性のうち、もっとも男性ウケのいい女性がこの男性と結婚します。
あなたは、また売れ残ってしまうのです。
いい条件の男性は次々に結婚していって、次第に条件のわるい男性しか残らなくなっていきます。
そのうち、周りには妥協できないレベルの男性ばかりになります。
というわけで、あなたが妥協した条件の男性には、実は同じように妥協したと考えている女性たちが殺到しているのです。妥協は、実は妥協ではないのです。
妥協力がアナタを結婚に導く!
結婚相手に求める条件に優先順位をつける行為がかえって、結婚を遠ざけ、妥協が実は妥協ではない――。
どうすれば結婚できるのでしょうか。
それを解決するのが妥協力を高めることです。
詳しくは次のページで解説しています。