一度くらいの結婚暦では結婚力がある証明にはならない
「一度、結婚したから、結婚力があるはず」
このように思う人もいるかもしれませんが、結婚したといっても、たった1回です。マグレで結婚できたのかもしれません。
だから、一回だけ結婚したからといって、結婚力(造語です。別のページで解説しています)があるとはいえませんし、むしろ、わたしはバツイチの女性の方が、結婚(再婚)に大きな障害があると思います。「離婚暦」「子どもあり」のような悪条件ではなく「過去を引きずってしまう」という大きな障害です。どういうことでしょうか。
たとえば、23歳のときに結婚、7年後の30歳のときに離婚。再婚しようと思い、活動しはじめたAさんを例にして説明しますす。
自分も年齢を重ねていることに気がつかない
結婚している7年間も、独身のときのように合コンを繰り返していたり、男性と食事に行ったりしていれば話しは別ですが、ふつうは結婚するとそのようなことをしなくなります。
Aさんも、ふつうの結婚生活を送っていました。
そして、7年という月日が流れ、離婚。
Aさんは、ふたたび合コンや食事会などに参加しはじめたのですが、「まわりは、オジサンばかり」「ロクな男性はいない」などと感じてしまいました。
Aさんは、なぜ、このように感じたのでしょうか。
それは、23歳のときの感覚を引きずっているためです。
23歳のときに合コンに参加したり、男性と食事にいったりしたときは、まわりの男性も20歳から25歳ほどと若かったのですが、今、Aさんは30歳です。
Aさんも、まわりの男性と同様に年齢を重ねているのですが、Aさんは結婚してたがゆえに、まわりも自分も年をとってきているのを感じる機会がなかったため、周りだけがオジサンばかりと感じてしまったのです。感覚だけ、過去のままなわけです。
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昔のようないい環境にはない
Aさんは、有名大学の近くの女子大に通っていたので、有名大学のサークルに入って、エリート候補と知り合ったり、有名大学の人と合コンをしたりして、まわりはエリートの未婚の男性だらけでした。しかし、離婚した今、Aさんは有名企業に勤めていませんし、まわりにも未婚のエリート社員もいません。
それなのに、Aさんは昔のことを忘れられず、何人もの男性と出会っても、「もっと条件のいい男性がいるはず。昔、もっといい条件の男性はごろごろいていた」と思ってしまうのでした。
このように、若かったり、環境が良かったりして、条件のいい男性がまわりに多かった過去があるゆえに、「いい条件の男性がいるはず。昔、周りは、そういう条件の男性ばかりだった」などと思ってしまう人がいます。これが再婚の大きな障害になります。
結婚したいなら、結婚力をアップさせよう
そうはいいながらも、離婚暦が2回、3回……という女性もいます。
なぜ、このような障害があっても再婚できるのかというと、結婚力があるためです。結婚力は十分にあると、再婚も簡単にできるのです。